
新潟県長岡市の材料メーカー工場様にて、防犯カメラ30台の大規模設置工事を行いました。今回の目的は、広大な工場・倉庫敷地内における屋内屋外の事故監視です。株式会社フィルイストでは、長距離配線への対応や高所への全方位カメラ設置、さらに建物の美観と耐久性を両立させる緻密な設計・施工・構築を一貫して担当いたしました。本記事では、工場ならではの課題を解決した施工のポイントを詳しくご紹介します。
目次
1. 長岡市の工場における防犯カメラ30台の設置概要
1-1. 屋内・屋外の事故監視を目的としたシステム設計
工場や倉庫を擁する広大な敷地では、作業員の安全確保や、万が一の労働災害・商品破損事故が発生した際の「原因究明」が極めて重要です。今回は長岡市の材料メーカー工場様よりご相談をいただき、屋内・屋外の全域を網羅する事故監視システムを設計いたしました。死角となりやすい作業エリアや、フォークリフトが行き交う動線を事前に徹底して洗い出し、トラブルの瞬間を逃さず鮮明に記録できるカメラ選定を行っています。
1-2. 工場・倉庫の広大な敷地をカバーするカメラ配置プラン
敷地が広くなればなるほど、カメラの台数だけでなく「どこに何を配置するか」という全体設計が肝になります。今回は計30台の防犯カメラを効果的に分散配置しました。資材の搬入出口や外周部といった「セキュリティ重視の屋外スポット」と、製造ラインや保管倉庫などの「安全管理重視の屋内スポット」のバランスを最適化。敷地全体の動きを一つのシステムで一元管理できる効率的な配置プランを実現しました。
2. 長距離配線を安定させる中継HUBと排熱キャビネットの導入

2-1. 信号劣化を防ぐPoE HUBを活用したネットワーク構築
大規模な工場敷地では、カメラから管理棟までの距離が100mを超えるケースが多々あります。一般的なLANケーブルでは距離が長くなると信号が減衰し、映像の途切れや遅延の原因になります。そこで今回は、データ通信と電力を1本のケーブルで供給できる「PoE HUB」を最適な位置に中継点として設置しました。これにより、長距離配線でもノイズのない、安定した高画質映像の常時伝送を可能にしています。
2-2. 機器の寿命を延ばす「排熱性の良い収納キャビネット盤」の選定
中継HUBは24時間365日稼働するため、機器自体が熱を持ちやすく、特に夏場の工場内は高温になりがちです。熱がこもると機器の故障やシステムダウンに直結するため、今回は「排熱性の良い収納キャビネット盤」を特注仕様で取り付け、その中に中継HUBを収めました。熱を効率的に逃がす構造により、精密機器の熱暴走を防ぎ、システム全体の寿命を飛躍的に延ばす安定運用の基盤を整えています。
3. 高さ7~9mのH鋼を活用した全方位カメラによる全体監視

3-1. 高所作業車を駆使した安全かつ確実な取り付け施工
天井が高く開放的な構造の工場や倉庫では、確実な視界を確保するために高所へのカメラ設置が必須です。今回は、高さ7〜9mにある工場の骨組み(H鋼)を取り付け位置に選定しました。作業には高所作業車を使用し、当社の熟練スタッフが安全第一で施工を進行。H鋼の強度を活かしつつ、建物の構造に傷をつけない専門の固定金具を用いて、振動にも耐える強固な取り付けを行いました。
3-2. 1台で広範囲を網羅する全方位カメラの死角なき配置
高所に取り付けたのは、360度すべてを見渡すことができる「全方位カメラ」です。通常のカメラであれば複数台並べなければカバーできない広い空間も、この全方位カメラであれば、高さ7〜9mからの圧倒的な視野角で1台で丸ごと見渡せます。カメラの設置台数を無駄に増やすことなく、コストを抑えながらも死角を極限までなくした、工場全体の「見える化」を達成いたしました。
4. 工場の美観を損なわないジャンクションボックスと配線美

4-1. 外壁パネルのデザインに溶け込む最適な部材選定
防犯カメラの設置において、配線の接続部分を保護する「ジャンクションボックス」の存在は欠かせません。しかし、部材選びを間違えると外壁から浮いてしまい、建物の美観を損ねてしまいます。今回は、材料メーカー工場様のスマートな外壁パネルのデザインに調和する、色味や形状を厳選したジャンクションボックスを使用しました。目立たず自然に溶け込む部材選定にこだわっています。
4-2. 企業の顔である工場外観に配慮した「見せない」配線技術
工場は多くの取引先や顧客が訪れる「企業の顔」でもあります。株式会社フィルイストでは、ただカメラを映すだけでなく、仕上がりの美しさにも一切妥協しません。露出する配線を可能な限り減らし、直線的で美しいルートでの通線を行いました。乱雑な配線はお客様の企業のブランドイメージを損ねるだけでなく、断線リスクも高まります。細部まで美しく整えることで、美観と安全性を同時に高めています。
5. 長期運用を見据えたSUS鉄管による高耐久・防食施工

5-1. 屋外露出配線を過酷な環境から守るサビに強いSUS鉄管
雨風や直射日光、季節特有の厳しい気候にさらされる屋外配線は、経年劣化との戦いです。一般的なプラスチック製の配管では、数年で紫外線により劣化し、ひび割れから雨水が侵入するリスクがあります。そこで屋外の露出配線箇所には、非常にサビにくく強固な「SUS(ステンレス)鉄管」を採用しました。過酷な環境下でも塩害や腐食を寄せ付けず、内部の重要な配線を完璧にガードします。
5-2. メンテナンスコストを削減する株式会社フィルイストのこだわり
防犯カメラシステムは、導入して終わりではなく、5年、10年と長く使い続けるものです。最初に耐久性の高い施工を行うことは、将来的なトラブルや修繕にかかるメンテナンスコストを大幅に削減することに繋がります。設計から構築、そして細部の施工に至るまで、長期運用を見据えた妥協のないこだわりをご提案すること。それこそが、株式会社フィルイストが選ばれる理由です。
